2016年03月19日

“へんなえきたい”ですべてを破壊する

 本作は,もの哀しい雰囲気のBGMやデザインが特徴の横スクロールアクションで,“人類を滅ぼすこと”が目的となる。
 プレイヤーが操るのは巨大な謎の物体。巨大物体は自動で進行するのだが,ステージには,巨大生物の体力を奪う戦闘機や戦車などが出現し,その行く手を阻む。
 対して,巨大物体は画面のどこかをタップすることで「へんなえきたい」を吐き出して攻撃できる。タップする位置で攻撃の角度を,タップの長さで攻撃の時間を調節し,うまく敵を撃破しながら進んでいくのだ。

戦闘機や戦車を撃破することでほろぼした人数が増加していくが,どれだけの人数を滅ぼしても,ゴールやクリアといったプレイの区切りは発生しない
ひとほろぼし

 ステージを進んで「まち」に到達すると敵の数が急増するが,効率良く敵を殲滅することで,切り抜けられるはずだ。例えば,へんなえきたいは放物線を描いて地上に落下するため,画面右上を狙うことで,空の戦闘機を撃ち落としつつ,地上の戦車を一気に叩き潰すことが可能,といった具合だ。
 また,稀に出現する核爆弾のような攻撃に当たると,体力を大幅に削られてしまうのだが,これは目視してから対応できるようなものではないので,潰せたらラッキー程度に思っておいたほうがいいかもしれない。

前方全体に攻撃が行き渡るように吐き出そう
ひとほろぼし

 敵の攻撃を受け続け,巨大物体の体力メーターが0になるとゲームオーバー。これといったリザルト画面には移行しないのだが,ゲームオーバーになるまでにほろぼした人数が,実質ハイスコアといっていいだろう。ゲーム内での目標は存在しないが,ハイスコアの更新を目指してプレイするのは面白い。

ひとほろぼし
ゲームオーバー時は動画広告を見ることで1回のみその場からコンティニュー可能。また,ほろぼした人数をSNSでシェアすることもできる
ひとほろぼしひとほろぼし

 独特の雰囲気がクセになる本作。ゲームのルールはシンプルで忙しい内容ではないため,作品の雰囲気をじっくり味わえるのが嬉しい。世界観や空気感を重視している人や一風変わったゲームを楽しみたい人は,さっそくダウンロードして遊んでみてほしい。

著者紹介:H.H
 ゲーム系分野で活動中のフリーライター。現役アーケード格闘ゲーマーであり,日々ゲーセンで第一線級のプレイヤー達と凌ぎを削っている。コンシューマやスマホアプリでは,ジャンルを問わずに面白いゲームなら何でもやる雑食系。



Posted by kagero2347 at 16:11│Comments(0)
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